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お知らせ
8/13(月) - 8/16(木)はお盆期間のため休診となります。
夜間救急の際は
京都市獣医師会が運営しております
京都夜間動物救急センター
http://kyoto99.net/
075-693-9912
診察時間:21:30-2:00
までお問い合わせください。
8/3(金)は夕方より院長勉強会セミナー出席のためAM診察のみとなります。
この勝手は皆様には治療を通じて還元してまいります、ご迷惑をお掛け致しますが宜しくお願い致します。
肛門腺絞りをしなくてはならないか皆さん詳しくはご存知ない飼い主さんもいらっしゃると思いますので今回は肛門絞りが必要な理由についてお話しをさせていただきたいと思います。
わんちゃんのお尻、肛門の両側には肛門腺と呼ばれる臭いを出す臭腺があります。ここに分泌液を溜める肛門嚢が付いています。なぜ肛門線がついているのでしょうか?それは、野生時代に外敵を追い払うために使われたりマーキングをして自分のテリトリーを示すためだったという説があります。もともと、肛門腺を持つ動物は自力で分泌液を排泄していましたが、わんちゃんが人と暮らすようになり、分泌液を撒く機会がなくなっていったことで、分泌液が溜まる肛門嚢を押し出すはたらきが、徐々に弱まっていったと言われています。
肛門腺に溜まる分泌液を排出するには、お尻の筋肉である肛門括約筋を使います。大型犬や、お尻周りの筋肉が発達している子は、排便時に自力で肛門嚢を圧迫して分泌液を排出することが出来きます。しかし、個体によっては、肛門腺を自力で絞り出す力を持っていない子もいます。そうなると肛門線が溜まっていきます。
では肛門腺に分泌液が溜まった状態が続くとどうなるのでしょうか?
肛門腺が溜まった状態で絞らずに放置していると肛門嚢が炎症をおこし肛門腺炎になります。肛門嚢に溜まった分泌液に細菌が繁殖することで起こり肛門周りの皮膚が赤くなったり。荒れて痛みも感じます。放っておくと肛門嚢が破裂し…お尻の皮膚に穴が開いて出血してしまうことがあります。常に、ケアをする事はもちろん、お尻を頻繁に気になるようでしたら病院の診察を受けて、治療をされる事をおすすめします。
わんちゃんが突然、発作を起こしてしまったという患者さんが増えているように思います。
急激に気候の変化があったからでしょうか?
今回は、わんちゃんのてんかん発作についてお話させて頂きたいと思います。
なぜてんかんがあるのでしょうか?
それは、脳の構造にあります。
わんちゃんの脳内では、神経細胞に電気信号が流れています。電気信号が指示をする事で、身体を動かす事ができるのです。
正常な神経細胞の場合、電気信号が例え休止しても周辺の神経細胞に広がりはしないのが普通です。
しかし、脳内の神経細胞が異常をきたしていた場合に休止してしまうことが原因となり起こるのがてんかん発作です。
この発作は、100頭に1頭程度の確率で発症すると言われているほど、発病する確率はけして低いとは言えない数字です。
1度、てんかん発作を起こすと、そのわんちゃんは繰り返して発作を起こすようになります。てんかん発作は慢性的な脳の病気なのです。
この、てんかん発作を引き起こす電気信号が、なぜ正常な神経細胞に広がってしまうのかということは大きく分けて2つの原因があり、1つは病的要因、もう1つが環境的な要因になります。
「てんかん発作」には大きくわけて2つに分けられます。
1)部分発作の場合
意識は残っているのに身体が動かないという症状が現れます。このような場合には脳の一部分に異常をきたしている事が多く、異常をきたしている部位によって症状が出る場所は異なります。
2)全般発作の場合
全身に発作がみられます。このような場合には意識はありません。手足や顔面に硬直や痙攣がみられ失禁や口から泡を吹くなどの症状も共に現れます。
てんかん発作が起こってしまっても、悲観することはなく、適切な処置を取るようにすれば苦しむ時間も減らしてあげる事ができます。
てんかん発作が起こる頻度などを減らしてあげることができますので、きちんと動物病院での検査や治療を行うようにしてください。
発作は、飼い主さんが気づいてあげられるかどうかに関わってきますので注意してあげてください。
28日(土)は院長勉強会出席のため、午前診察のみ(9:00-12:00)となります
お薬のみの処方なども同じく午前のみになります
ご迷惑をお掛け致しますが、宜しくお願い致します