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お知らせ
わんちゃんの足の裏のプニプニしたところ。肉球。
肉球が大好きな方もいらっしゃると思います。
みなさん、肉球ってどんなものかご存知ですか?
実は肉球は皮膚の一部なんです。
足裏を小石などから守ったり、滑り止めの役割りをしている大切な部分です。
お散歩好きのわんちゃんは多いですよね。だからこそ、足裏のお手入れをこまめに行って欲しいと思います。
まず、足裏の毛のカットは、肉球を傷つけないように肉球に被さっている長い毛をカットし、次にハサミで肉球と肉球の間の毛も丁寧にカットしてあげて下さい。
そして爪も重要です。
長すぎると肉球を傷つけてしまいます。そこからバイ菌が入ると、化膿して腫れてしまい歩けなくなる事もあります。
爪は専用の爪切りで、ピンクの血管が通っている少し手前まで少しずつ数回に分けて切っていきます。
もちろん、これらの事が自分ではできない、わんちゃんが嫌がって触らせてくれないという飼い主さんもおられると思います。
そんな時は無理せず病院やトリミング施設におまかせしましょう。
以前は外で飼育される犬が多かったので、わざわざお手入れをしなくても足の裏は自然に鍛えられていたと思います。
しかし、最近では室内犬が増えたため、足の裏のお手入れがわんちゃんの健康維持に必要なケアの1つとなっています。
愛犬のケガや病気を防ぐためにも2週間に1回くらいのペースで足裏のチェックをおススメします。
こまめなお手入れを行うようにして、足の裏を飼い主さんが守ってあげて欲しいと思います。
糖尿病は人間だけではありません。人間では糖尿病は生活習慣病の1つですが、わんちゃん、ねこちゃんにも近年の肥満の増加とともに、糖尿病が増えている傾向にあるように診察していて思う事があります。
では、どうしたら糖尿病かもと家庭で感じる事ができるのでしょうか?
日ごろからわんちゃん、ねこちゃんの行動をチェックしてみてください。
以下のような症状が出ていたら糖尿病の疑いがあると思って下さい。そして、早めに動物病院にご相談ください。
糖尿病チェックリスト
1)水をたくさん飲む
2)尿をする回数が多い
3)食欲はあるのに最近、痩せてきた
上記の3つで2つ心あたりのある方は、糖尿病の可能性が大きいので、病院の診察を受けて欲しいです。
また、1つの場合には少しの間様子を見ても良いと思います。ただ、食事の内容や回数、食事量、運動量などに気を使い新鮮で、清潔な水を与えるようにしてください。わんちゃん、ねこちゃんの行動を注意深く観察し様子を1週間くらい見てみてください。
もし改善されなければや病院の診察を受けて下さい。糖尿病は人間同様、早期発見によりそれ以上に悪化しないように治療もできます。手遅れになると、白内障で目がみえなくなったりと様々な病気がでてきてしまうので、おかしいなと少しでもかんじられたら早めの来院をお勧めします。
皆さんもお腹が空いてフラフラしたりする事ありませんか?よく糖分取らなくては…などとチョコを食べたりすると思います。
実はわんちゃんも「低血糖」を起こします。では「低血糖」とはどんな状態の事なのでしょうか?
まず、血液中の糖が下がりすぎると、体細胞はおもなエネルギー源を失います。低血糖はさまざまな原因によって起こりますが、もっとも多い原因のひとつとして、子犬の長時間の空腹が挙げられます。
また、病気の一つとしては糖尿病の治療中の犬へのインスリンの過剰投与があげられます。
さらに、インスリノーマという悪性腫瘍が原因のばあいもあります。さらに老犬では、糖の吸収ができなくなる事で低血糖症が発生することも。
食後には血糖値が上昇しますが、その時には「インスリン」というホルモンが膵臓から分泌されて血糖値を下げたり、細胞内部に糖を取り入れて細胞がエネルギーとして利用できるようにするなどの重要な働きを担っています。
また激しい運動をしたり、エネルギーの消費が激しいという場合も、血糖値を上昇させるメカニズムが働きます。
つまり、インスリンが血糖値を一定に安定させようと働きます。この体内のシステム(ホメオスタシス)により一定の血糖値をを保つようにできていますが、なんらかの異変によって低くなったのが「低血糖」なんです。
それでは、治療方法・対策はどんな事をするのでしょうか?
色々なパターンはありますが、子犬の低血糖症は基本ブドウ糖を与える事によって治療します。ただ、ぐったりしていて飲ませることができない場合には糖を注射することもあります。病気の場合は、その基礎疾患をコントロールすることが必要です。
ただし、その量や与え方などは必ず獣医師の診察を受けて指示をもらってからにして下さい。適当にしてしまうと本当に命を落としかねません。チョコなどあげるなどは絶対にやめてくださいね。
次回はその逆、高血糖の糖尿病について書きたいと思います。
犬や猫はインフルエンザにかかる心配は?
いよいよ冬本番となってきましたね。
「インフルエンザ」の季節にもなりつつあります。
この季節に一番多い質問です。
「わんちゃんやねこちゃんにもインフルエンザがあるのでしょうか?」
「私のインフルエンザウイルスはペットに移りますか?」
というご質問です。
今回は、わんちゃんやねこちゃんの「インフルエンザ」にについてお話しをしたいと思います。
日本で犬や猫のインフルエンザの報告はありません。
日本国内においては、これまで犬や猫のインフルエンザの報告はありません。よって、インフルエンザの感染について心配する必要ないと今は言っても間違えではありませんね。
インフルエンザは、ご存知の通りウイルス性の疾患です。
基本的にインフルエンザのウイルスが動物種の壁を超えて伝播することはありません。
その理論から、人間のインフルエンザが犬にうつることはないと考えていただいていいのではないでしょうか?
しかし最近、新型インフルエンザと呼ばれる「H1N1」に感染した飼い主からペットへの感染の報告があるそうです。人からペットへの、型インフルエンザ(H1N1)が初めて感染したケースは恐らく、2009年アメリカ・オレゴン州ではないかと言われているそうです。重いインフルエンザの症状のため飼い主が入院している間に、家の中だけで暮らし他の人や野生動物などとの接触がなかった飼い猫が、H1N1感染による肺炎で死亡してしまったと言う報告が上がっているそうです。
研究者達によると、その後2011~2012年にかけ人から猫13匹、犬1匹へのH1N1感染が確認されていて、ペットとして飼われていたフェレットへの感染もあったようだといいます。
感染した動物達が見せる症状は人に発症した時と似ており、呼吸器系疾患を急速に引き起こし食欲がなくなり、時には命を落とす例もあると研究されています。
また、韓国では別のインフルエンザ(H3N2)が犬から猫にうつったケースもあり、様々な動物間で感染、そして人へもうつる可能性もある研究されている教授もいます。
各国ではそういった発表はあるものの、日本ではまだ発表はされていませんので、安心されていいかと思いますが、いつH1N1型が流行した後に日本や中国などでも人から犬への感染が疑われるかわかりませんので、こうした知識は知っておいたほうがいいと思います。
この時期、寒くなると体調を壊しやすくなりますよね。これは動物でも同じなんです。
原因の一つには、湿度が低く乾燥しウイルスが好む環境になっているためということが挙げられます。
犬がウイルスに感染した場合の症状は、人間で言う風邪と似ていて、いわゆる咳、くしゃみ、鼻水、嘔吐などの呼吸器の症状が現れます。
また、ウィルスによっては消化器にも悪さをして、血便、下痢などを引き起こすこともあります。
これを防ぐためには、室内の湿度を50%以上に保つことや混合ワクチンを打つことが効果的です。
また、寒い時期というと水を飲む量が少なくなることにより尿量が減り、膀胱炎、尿石症の危険性が高まります。
免疫力が下がっている高齢犬などは体調を壊しやすいため、特に注意が必要です。
お家で普段から出来る予防や、病院で定期検診などを受けたりしてウイルス予防を心がけてあげてください。