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お知らせ
ペットの体調が悪くて病院に行ったときに飲み薬を出されることはよくありますよね。
けれど、薬を飲ませ始めてから軟便、下痢になったということはありませんか?
薬はもちろん体の不調をよくするために処方されるものですが、もしも体に合っていない場合はその薬によって体調を崩してしまうことがあります。
病院で1週間、2週間分の薬を処方されたから、きちんと全部飲ませるというのは間違いではありません。
けれど、下痢などの症状が現れた場合はすぐに飲ませるのを止めて獣医師に相談してください。
薬が体に合っていない可能性があります。
体に合っていない薬をずっと飲み続けていたら症状はもっと悪くなり、治りにくくなります。
今病院には抗生剤を2週間処方され飲み続けたことで下痢になってしまったワンちゃんが入院しています。
一度下痢の症状は治まったものの、肛門が腫れあがり便がスムーズに出せない状態が続いています。
薬を止めたから症状が良くなるというわけではないのが、長期投薬の怖いところです。
薬にはいい面と悪い面があります。
もしも薬を飲み始めて変わったことがあればすぐにご相談ください。
肛門の周りが腫れていたらすぐに病院にいってみてもらいましょう。
肛門の周りが腫れているので多いのが肛門腺が化膿し腫れる肛門嚢炎や腫瘍などがあります。
肛門嚢炎は化膿している部位を消毒し治療すればを治ります。
厄介なのが腫瘍です。
肛門の周りにはうんちをするのに必要な筋肉があり、腫瘍が小さいうちに切除しなければこの筋肉を傷めてしまう可能性があります。
手術はかわいそうと思う飼い主様もいるかもしれないですが、様子をみて腫瘍が大きくなると手術が遅れ便が垂れ流しになったり、悪性の腫瘍が転移して苦しむことになります。
可愛い子が苦しくないように生活できるように、
肛門の周りに少しでもおかしいなと思ったらすぐに相談してください。
こんにちは。
日差しには春の気配を感じますが、まだまだ寒い日が続きますね。
早く暖かくならないかなとスタッフ全員、毎日つぶやいています。
春が待ち遠しいですよね。
寒くてなかなかわんちゃんをお散歩に連れて行けなかった飼い主さんもおられると思います。
暖かくなったらたくさんお散歩に連れて行ってあげてください!
春の陽気の中、お散歩は本当に気持ちいいですよね。
お散歩の途中に「ちょっと爪切りに」「軽く耳掃除を」なんて立ち寄ってもらうのも大歓迎です!
春はフィラリアの予防やワクチン接種もありますので、気になることがあればご相談ください。
皆さん、身体に気をつけて冬を乗り切りましょう!
愛犬が咳をしていたら、要注意です。
犬の「咳」と言うのは一般的に、喉・気管・肺といった呼吸器の異常や心臓病などの循環器疾患を示す症状である可能性があります。
原因としては以下のような事が考えられます。
【呼吸器による主な原因】
1)誤嚥性肺炎
2)ウイルスや細菌感染、アレルギーによる気管支炎や肺炎
3)気管虚脱
4)咽頭喉頭炎
【循環器疾患による主な原因】
1) 心臓拡大に伴う気管の圧迫
2) うっ血性心不全による肺水腫
「咳かな?」と思う症状が出た場合は早めに相談してください。
その際には
・ どんな状況で咳が出るか?
・ 1日にどのくらい咳をするか?
・ どのような咳か?
などを私たちに教えてください。
動画なども撮って頂ければなおさら分かりやすいので助かります。
早め早めに治療すれば重症化を食い止めることも出来ますので、お一人で悩んだりせずお気軽にご相談下さい。
先日もロイヤルカナンさんによるフードセミナーを開いていただきました。
テーマは消化器です。
消化器とは食べ物が口から入って出るまでに通る器官であり、食道、胃、小腸、大腸、そして膵臓や肝臓も含まれます。
今回は小腸と大腸を取り上げたいと思います。
小腸の働き - 栄養素の消化・吸収、水分の吸収
大腸の働き - ミネラルの吸収、水分の吸収、糞便の貯蔵
消化管は栄養素を取り込んで血液・リンパ管によって全身に栄養を送りますが、消化管は血液以外にも食物から直接栄養を得ているため、食物が入ってこなくなると腸が痩せてしまいます。
腸が痩せると免疫力が低下します。
病気・外傷・手術などの様々な理由によって食事が出来なくなることがありますが、腸が動いているなら点滴よりも食物を食べることが体には1番なのです。
小腸では栄養素を細かく分解し吸収します。そして水分は腸内の栄養素と水分のバランスによって自然に吸収されます。
みなさんのワンちゃん、ネコちゃんは下痢をしていませんか?
下痢は「病気」ではなく「症状」なので、下痢の原因が必ずあります。
一言で下痢といってもいくつか種類があり、また、小腸で起きている場合と大腸で起きている場合では症状に違いがあるので、その違いによって疾患を推測することが出来ます。
下痢の種類
浸透圧性下痢 - 消化・吸収不良により水分が十分に吸収されず起こる下痢
滲出性下痢 - 炎症などにより多量の滲出液が腸管内に排出され起こる下痢
分泌性下痢 - 大腸菌などの毒素によって起こる下痢
腸管運動異常による下痢 - 運動亢進、運動低下によって起こる下痢
うんちは健康のバロメーターです。
普段からうんちを観察しておくことがとても大切です。