Welcome
お知らせ
先日、おしっこが出なくなった雄の猫ちゃんが来院されました。
尿道に結石が詰まってしまい、膀胱いっぱいにおしっこが溜まっていました。
カテーテルを入れて石を押し戻し、おしっこを出しましたが、膀胱の炎症も強く血尿でした。
雌の猫は尿道が広いため石が詰まることはありませんが、雄の猫は尿道が狭いため石が詰まりおしっこが出せなくなってしまうことがあります。
膀胱結石はエコー検査ですぐにわかります。
詰まってしまうととても痛く体への負担も大きいため、定期的に動物病院でエコー検査をしてあげてください!
おしっこ用のフードのご紹介も出来ますので、なんでもご相談ください!
最近外で猫を拾ったという飼い主さんがたくさんいらっしゃいます。
今回はノラ猫に多い、お腹の寄生虫のお話です。
ノラ猫の場合寄生虫の感染率はほぼ100%と思っても良いでしょう。肉眼では確認出来なくても、汚染された土や猫のうんち、そして、感染した母猫からの母乳によって母子感染を起こすこともあります。ノラ猫や外猫という環境であれば、感染する状況はいくらでも転がっているのです。
猫の体内を棲み処とする寄生虫で、特に感染率が高いのが回虫と条虫です。
回虫は白くて細長く、成虫の長さは2~10cmほどになります。感染ルートで多いのは、感染した母猫のお乳を飲むことです。
猫の小腸にすみ着き、回虫を吐く、下痢をするなどの症状がみられます。便検査で回虫が見つかったら、駆除剤を投与します。
猫には3種類の条虫が寄生しますが、特に多いのが瓜実条虫で、成長すると50~60cmほどの長さになります。
瓜実条虫の卵を食べたノミが猫の体の表面に付き、そのノミを猫が毛づくろいすることによって感染します。
猫の小腸にすみ着きますが、多数寄生しない限り猫への害は少なく、無症状のこともあります。治療は条虫を退治する駆除剤を投与するほか、ノミに感染している可能性も近いため、ノミの駆除剤の投与も必要です。
他にも、人に感染してしまう寄生虫もいるので、ノラ猫を拾ったら検便をしてください。そして便を片付けた後は必ず手を洗うようにしてくださいね。
この度、従業員のご家族にご不幸がありました為、
7月11日(木)の午後診察(16:00~19:00)を休診とさせていただきます。
ご迷惑をお掛け致しますが、よろしくお願い致します。
今年も祇園祭の季節がやって来ましたね(^^)
みなさんは祇園祭に行かれますでしょうか?
宵山や鉾巡行がメインなので祇園祭っていつから始まっているの?と思う方もいるかもしれません。
実は祇園祭は7月1日から1ヶ月間かけて行われます。
出店がたくさんでて一番賑わうのは、7月14日から16日の宵山です!
毎年祇園祭で梅雨が明けるとされていますが、今年はどうなるのか・・・お天気が心配なところですね。
今年の7月は例年より気温が低いそうですが、祇園祭は人の熱気も凄いので熱中症などの体調不良には充分気を付けてくださいね!
楽しいお祭りにワンちゃんも連れて行かれる方は人込みではぐれたり、暑さや誤飲で体調が悪くなったりしないよう見ていてあげてください。
今年も楽しい祇園祭が過ごせるといいですね☆
最近ワクチンに来ていただいたワンちゃんの飼い主様の話です。
いつもは6種のワクチンをしているので同じものをしてほしいということでした。問診をとると、室内だけでなく散歩は鴨川や京都御所に行き水に入って遊んでいると話をしていました。
飼い主様に考えてもらいたいのはなぜワクチンをするのかということをです。
ワクチンは病気から体を守るためにするものであり、生活環境や生活の仕方でどのような病気を予防するかが決まってきます。普段は家の中だけで外には出ない場合は、外に散歩に行く場合などです。
家の中だけであればウイルス性の病気が入っている5種ワクチンまたは6種ワクチンで大丈夫です。外に散歩する場合、京都ではレプトスピラという感染症があるので9種以上のワクチンをすることをおすすめします。
レプトスピラという感染症は、腎臓と肝臓が悪くなり死んでしまう,人にもうつるこわい病気です。
しっかり理解して病気を予防することが大事です。
予防に関してよくわかっていないのであればしっかり説明するので、気軽に病院に来てくださいね。