Welcome

お知らせ

2018-08-22 16:24:00

避妊手術をするかしないかは、猫を我が家の一員として迎え入れた際、全ての飼い主さんが直面する問題の一つです。これからどのように育てて暮らしていくのか、子どもを産ませるのか産ませないのか。非常にデリケートな問題ですよね。「健康な体にメスを入れるなんてイヤ!」そんな風に考える飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。避妊手術に関する知識をわかりやすくまとめました。

 

〇避妊のメリット

□メス特有の病気を予防できる 

乳腺腫瘍、子宮内膜炎や子宮蓄膿症など病気の発生率を下げることができます。また、卵巣そのものを取り除くため、卵胞嚢腫(らんぽうのうしゅ:卵巣に液状のものが溜まり腫れてしまう疾患)などのような卵巣におきる疾患を予防することができるのです。メス特有の病気の中には、命に関わるような重たい病気も多く、そういった危険度の高い病気を予防できるので避妊手術をお勧めします。

 

□望まない妊娠を避けられる 

避妊手術をしないまま猫の好きなように行動させてしまうと、大量の子猫を出産する可能性があります。手術をしないまま屋外に出したりすると、飼い主さんが知らないうちに妊娠して、知らないうちに子どもを産んでしまうなんてことも・・・。そのようにして飼い主さんの知らないところで生まれてしまった子猫は、保健所へ連れて行かれてしまうため、避妊手術をすることは、殺処分を減らすことにも繋がります。

 

□発情期のストレスを軽減できる 

発情期がなくなるため、性的なストレスが軽減されます。また、発情期に伴っておきる問題行動(独特の大きな声で鳴くなど)を抑制することもできます。

〇避妊のデメリット

生殖機能を取り除くため、もちろん子どもを産むことは術後できなくなります。また、全身麻酔をかけて手術をしなければならないため、麻酔のリスクがあることも頭に置いておかなければなりません。尚、エネルギーの消費量が低下するため、太りやすくなる傾向があります。

〇避妊適期

避妊手術の適切な実施時期については諸説ありますが、はじめての発情を迎える前に手術を受けさせることが望ましいと言われることが多く、一般に生後6~8ヶ月齢が目安とされています。避妊・去勢手術は全身麻酔をかける必要がありますので体調が良好な時に行いましょう。

〇手術の時にきをつけること

□ワクチン接種 

不妊手術を受ける際、動物病院で病気がうつってしまうことがあります。ワクチンの接種履歴を尋ねられることがあります。ワクチンには有効期間がありますので、最新の接種日から起算して有効期限を過ぎている場合は、手術前にワクチン接種を済ませておきましょう。

□麻酔からさめたら 

完全に麻酔が覚めるまでは病院で獣医師の管理下に置かれます。麻酔後は、消化管機能が正常に戻るまで時間がかかるため、胃腸が正常に働き出す前に食事をとってしまうと食べた物を吐いてしまう恐れがあります。このため、通常は術後半日程度の絶食が必要となります。

□傷口の管理

術後に傷口を舐めないようにするために、通エリザベス・カラーや術後服を装着した状態で退院します。お家で傷口のチェックなどをする際、これらを一時的に外すことがありますが、再度装着しようとすると意外に難しいので手間取ってしまったり、結局自宅で着けることができず外しっぱなしになってしまう…なんてことがあります。また、自宅に連れ帰って数日間は、傷口が開いてしまうのを避けるため激しい運動はなるべくさせないようにしましょう。もし糸が取れてしまったり、舐め過ぎにより術創がただれてしまったり、傷口が開いてしまった場合は、すぐに連絡ください。

□抗生剤について 

退院時に抗生物質の薬をお出しします。投薬が難しい飼い主様には長く効く抗生剤の注射もあるので相談してください。

 避妊手術は飼い主様にとってとても難しい問題です。避妊手術手術をお考えであれば一度相談してください。