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お知らせ
2019-02-15 14:40:00
犬の肥満細胞腫は犬の皮膚や皮下に多く認められる悪性の腫瘍です。
肥満細胞は太っているワンちゃんにあるわけではなく、
人を含めてもとから体のさまざまな組織に存在しており免疫反応に関わっています。
はっきりとした原因は不明ですが、若齢犬からシニア犬まで報告されています。
肥満細胞腫は基本的に悪性なので放置してよい腫瘍ではありません。
中には全身に転移して命を脅かす悪性度の高いものもあるので注意が必要ですが、早期に切除すれば完治するものもあります。
肥満細胞腫はさまざまな見た目をもっていて特徴らしいものはありませんが、しこりの周囲が赤く腫れることや、
胃潰瘍を起こして吐き気が出ることがあります。
また、肥満細胞腫を切除することになると
腫瘍よりも3cm大きく切り取らなければならないので
腫瘍が大きいほど傷の範囲も広がり犬にも大きな負担がかかるのです。
肥満細胞腫を疑うような症状が少しでもあれば、
放置せずにすぐに病院に行って検査や手術をしてもらうことをおすすめします。