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お知らせ
2019-06-27 10:40:00
蒸し蒸しと気温の高い日が続き、だんだん夏の気配がしてきましたね。
ペットのサマーカットを考えている飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
「毛が長くて暑そう」「熱がこもって熱中症にならないかな」と、かわいいペットを心配してカットをされると思います。見た目にも可愛いサマーカットですが、実はそれが原因で体調不良を引き起こすことがあるのです。
犬猫の被毛は、保温に役立つのはもちろんのこと、断熱材のような役割もあります。
犬猫の皮膚は人間に比べ薄く弱いため、全身を覆う被毛が、皮膚を直射日光や紫外線などの外的刺激から守ってくれています。
しかし、皮膚が見えるほど被毛を短くしてしまうと、皮膚が直接紫外線によるダメージを受けてしまうことになるのです。さらに、直射日光を浴びることで皮膚は高温になってしまいます。サマーカットをすることで熱中症の危険が高くなるのです。
その反対に、保温効果のある被毛がなくなることで、冷房の効いた室内では冷え過ぎてしまい、お腹を壊す場合もあります。
また、今まで体を守っていた被毛が短くなった事で皮膚が傷つきやすくなったり、害虫がついたりしやすくなります。
その他にも、短くしたことにより毛質が変わったり、伸びてこなくなることもあります。
しかし、サマーカットは悪い面だけではありません。
日本の夏は高温多湿のため、細菌や雑菌が繁殖しやすくなります。そのため、適度なサマーカットは皮膚の衛生環境を保つために有効なのです。
もしもサマーカットにする場合は、バリカンを使わずハサミで、最低でも2~3cmは残してカットすることをおすすめします。被毛の保温・断熱効果、皮膚の保護機能を保つためです。
そして冷房や冷感グッズも併せて活用し、熱中症を予防してあげてくださいね!